FP(ファイナンシャル・プランナー)のダブルライセンス、就職活動の際にやるとしたら?

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FPだけでは物足りない場合
就職氷河期のピークを過ぎたといわれるようになりました。
最新の、高校生および大学生の内定率のニュースも「3月までに9割を超過」といった喜ばしいニュースが報じられています。
それでも、バブルの頃ではありませんし近いうちに就職活動に臨まなければならない学生にとっては、万全の対策を取りたいところです。
活動開始までに資格をとろうとするのは、当然の考えでしょう。FPの資格は、大学生や短大生の就職活動で近年ちょくちょく選ばれる資格です。
FPの2級とAFPまでをうまく取得できたら、履歴書に堂々と書ける資格ができて助かりますね。
ところで、FPだけで満足せずにダブルライセンスを狙うとしたら、どうでしょうか?
就職活動する学生が、FPでダブルライセンスをするときの、考えられるメリット
- 業界によっては、高い志やはっきりとした目的意識を持って、進路を目指そうとしているとみてもらえる
- 業種によっては、入社後に「同期と違って、FPないしダブルライセンスした資格を取得するために勉強しなくて済む」といった利点が生じることがある
就職活動する学生が、FPでダブルライセンスをするときの、考えられるデメリット
- 業界によっては、FPの資格ももうひとつの資格も選考の際にスルーされてしまう
- 「なぜそれらの資格を取ったのか?」その点をうまく説明できないと、いい加減な動機で資格を取ったとみなされてしまうことがある
ポイントは、進路をよく考えて、それに合った資格でダブルライセンスをすること。
学生がFPと一緒にダブルライセンスをするなら、FPと接点がある資格を選ぶことでしょう。たとえば、日商簿記ならジャンルは違うものの、財政にまつわる資格です。
業種や職種によっては、両方を評価してもらえるチャンスがあるでしょう。どちらも、学生にとって授業やアルバイトと受験勉強の両立がしやすいという利点もあります。